woSciTecの考察

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新型コロナウィルスにワクチンは有効か?

はじめに

新型コロナウィルスにワクチンは有効だろうか?考察する。

お断り

本記事は推測にもとづき、科学的エビデンスには必ずしももとづきません。あくまでも科学的見地にもとづく筆者の予想です。

ウィルスは変異する

新型コロナウィルスは素早く変異する種類のようだ。現在地球上に存在するほとんどのウィルスはすでに最初に武漢で報告されたウィルスとは、ゲノム配列が異なっているはずである。

ウィルスが素早く変異する性質は、多様なウィルス変異体群を生む。すでにゲノム配列が異なる100万通りのウィルスが生じていてもおかしくない(現在感染者数3000万人、日経新聞ウエブページ)。

中には、表面抗原が変化した変異体が存在しているはずだ。ワクチンは、このような変異体には効果がない。

人間の抗体が、病原体の表面にある抗原を認識する以上、表面抗原の変化は、記憶免疫を無効にする。

悲観的見方

表面抗原が変化したコロナウィルスはどうなるだろうか?これは人類にとって未知のウィルスと同じように振る舞う。

武漢で発生したウィルスの再来だ。新型コロナウィルスへの感染経験は無効になり、すでに新型コロナウィルスにかかった人も、もう一度同じ症状を経験することになるだろう。現在の新型コロナウィルスへのワクチンを接種した人も同様だ。

楽観的見方

新型コロナウィルスは弱毒するはずである。弱毒化が進行するスピードにもよるが、十分素早く弱度化するなら、ワクチンには意味がない。放っておいてもすぐ治る感染症へとそのうち変化するはずだ。

結論

筆者は楽観的見方をとっている。この見方からすれば、ワクチンの効果は限定的だ。医療関係者や高リスクの人などの喫緊の要を満たすのには良いだろう。ただし国民全員にワクチンが行き渡る頃には、ウィルスは十分弱毒化しており、ワクチン接種の意義が失われているだろう。

ただし、すみやかには弱毒化しない可能性があるので、表面抗原が変わった変異体の発生と蔓延に気をつけ、「ワクチンができれば安心」という考え方に注意を促すべきだ。